夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

2014-05-10から1日間の記事一覧

幻想の赤月 1-02章  蟠りがある中で

「さてと、とりあえず周りを見るか!!」「「はーい・・・」」シルバーが目を輝いている姿が眩しすぎて直視出来ない。二人は彼のテンションに振り回されてもう既にヘトヘトだ。 現在1時40分。―変化開始まであと4時間ちょっとだ。 「もう寝てよーぜ・・・」「…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。