夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

幻想の赤月のその後 ??? ある時の前

彼はじっと見つめている。訳分からないので聞いてみた。彼は答えた。「これも彼を救う手段の1つ」と。
はっきり言って彼の考えてる事はあまり理解出来ない。側近である我でさえ、彼の心は読めない。読みづらい。彼に心を読める様な魔術があればいいのにな。いや、可能ではある。だがそれを使うのには彼を呼ばないとならないので面倒でもある。
「・・・貴方は何を考えてるか私には分かりません」
「だろうな。お前も未熟だから」
また、彼らを守らないとならないと考えると頭が痛いな・・・。


1章 闇と光の鎖術師

我の生活は通常の人々とあまり変わらない。まあどちらかというと信者に近い生活だ。ただし完全なでは無いので普通に生活し時々参拝に来るくらいだろうか。ただ彼の側近である事を考えたらそれだけでは済まないのだが。側近をやって早60年が経っている。それなのに我と彼とあの人と奴は未だにあの時のままで生きている。普通生きていても老化が始まってる筈だ。我らは不老不死か成長を遅れているという特徴を持つ。ここら辺普通の人間とは違う。さらに言えば我らは英雄と呼ばれる程強い。それもそのはず。英雄ソニックでさえ手こずる相手であり、友人でもあったのだから。今となっては我ら4人だけ。友人は何者かに殺されたのだ。となると彼を知る人物は4人になる。知っていても大体それくらいだ。

話を変えるが、今我は常人では行けない所にいる。此処は空間と空間の狭間にある所に位置する。空間を切り裂くのは通常では無理である事は理解して欲しい。切れ目はあるが、普通では見つけられない。何故こんな所にいるか?我が忠誠を誓っている彼――ウォイスに関する事で来た。

ウォイス・アイラス。これが彼の本名だ。彼は元人間(ソニックみたいな種族)の神だ。彼は主に水と氷魔術を駆使するが、魔術は素晴らしくそれ以外の属性魔法や回復魔法を操れる。シャドウに感情を入れた様な性格だが、それはどうやら『公の場としては』で、中は我でも未知な形となっている。不明点が多くそして恐ろしい人だ。その気になれば氷河期とか訪れるだろう・・・。

「彼としてはあれなんだけどなぁ・・・」
「ふむふむ。それでどうなんですか??」
「フォルカ、明らかにどうかと思うのだが」
「そんな事私に言われましても・・・」
「頼むから教えてくれよー・・・」

フォルカに頼んでみたのはいいものの、解決策が見つかるとは思えなかった。これではただの愚痴を言ってるものだ。

「しかし、私にはそんな能力はありませんよ?彼に聞いてみればいいじゃないですか」
「・・・その彼が最近詳細が取れてないんだよ」
「彼を探すなら此処にあるじゃないですか」
「・・・ああ、あったな。彼を探す道具・・・なのか?」

鏡がある。この鏡は記憶を頼りに探してくれる道具だ。道具というより固定されてる意味では建物か?時々意味が分からなくなるのがアレなのだが・・・。

「いっそシルバーに頼めばいいのでは・・・?」
「今彼、何か勉強してるんだぞ?絶対拒絶するさ。」
「はぁ・・・。ガナールは色々考えているのが分かりますよ」

フォルカも神の1人だ。出来事を書けばそのままになれる能力をもつ。
そして我がガナールだ。公では様々な事を見せてないので正体不明となっている。まあ当然正体はあるのだが。一人称が様々で、私の時もあれば我、僕、俺と呼ぶ事もある。色々と厄介な奴である(私が言うのも何なんだが)。

「んで未だに理解しきれてないから此処に来た訳だ。フィーナもまだ20歳だろ?フィーナは未だに自分の事を理解しきれてないんだよ。」
「フィーナですか・・・。彼女もようやく理解し始めたって感じですからね」

フィーナというのは友達なのだが、彼女は元々転生した存在である。転生前については全く理解してなかった。まああの術のリスクも考えたらそうだろうが。

「まあ、そんな訳で貴方の所で来たんですよ」
「・・・ああ、だからですか。しかし・・・。」
「しかしって何だよ」
「仮に知ってたとして私が言うと思います?」
「思ったから来たのだろうに・・・」

彼女の発言はイマイチ理解しきれて無いまま返答した。
フォルカは溜息をついた。

「・・・それならあの方を訪ねてみては?」
「あの方って誰だ?」
「ほら、守護者達がいるじゃないですか?」

守護者、か。

「守護者は守る役目があるだろう?」
「はぁ、まぁ、そうですけれど」
「それに俺は彼らを指揮するのと同時に守らないといけないんだぞ?」
「貴方なら、大丈夫でしょう?だって貴方はシ・・・」
「それが駄目だから言ってるんだろう!!」

自分が感情的になっては駄目だ。我は咳払いをし、話を続ける事にした。

「・・・それにだな?ウォイスやフィーナ、シャドウ、シルバーは用があって忙しい上、彼らは守護者じゃないか。さらに言えばシャドウ達はアレだしさ。守護者ならまだありえるが、4人で解決しそうな話では無いんだよ。だから神である貴方にお願いしたってこと」
「よく分かりましたよ。でも、解決しそうな話とは?」
「・・・破壊者だ。」

そう言った瞬間、明らかに自然の音では音が鳴った。これはー

「避けろ!!」
「!?」

ガッシャーン。ガラスが割るかの様な音が鳴り響く。

「・・・唐突だな」
「まさか此処に来るとは・・・」

さっき言った破壊者の者だ。3人だが、様子を見る限り魔導師の様だ。

「こんな3人なら私1人でも十分だな」
「お願いします、ガナール」

火の玉が我に向かう。そこを飛んで避けると次は氷の粒が飛んでくる。それを蹴り飛ばすと雷雲が・・・。でもそれを避けるのは余裕があった。

「我は魔術以外でもやれる者だ・・・」

魔術で鎖を呼び寄せ、魔導師2人を捕まえた。2人は動こうとしたが、動けない。術を唱えようとしてるが無意味だ。

「フォルカ!残り1匹頼む!!」
「はい!!」

残り1人はフォルカに頼んだ後、我は目の前にいる奴を見た。

「・・・お前の親玉は何処?」
「・・・知らないな」
「従って貰おうか、破壊者さん」
「・・・!!くっ・・・」

・・・さっき仕掛けたのはマインドコントロールだ。操ったのだ、彼らを。

「さてと、貴方の親玉は誰?」
「それは・・・ ・・・です」
「そいつって何処にいる?」
「・・・。」
「そう・・・。ありがとう、これ飲んで」
「・・・ハイ。・・・何か眠く・・・」

完了。このまま記憶処理してしまえば奴に情報を無かった事に出来る。

「ガナール~。1人も記憶処理しておいたよ~。」
「・・・?貴方は記憶処理は出来ないのでは?」
「あ、それはね」
「俺がやった」
「!!ウォイス様!?どうしてここに?」
「偶然な事に破壊者の気配を感じたからな。念入りに記憶処理しておいた」
「・・・そうなんですか」

ウォイスはそのまま服のホコリを取った後、我に質問してきた。

「ガナール、教会の事について大丈夫か?」
「?ああ、それなら大丈夫ですよ。フィーナがやってくれてますから」
「それは良かった。あいつらならやりかねないから」
「はぁ・・・。あいつというのはやはり彼なのですか??」
「ああ。最近分かった事だが、あの事件・・・どうやら彼が起こした物だ」
「どうしてそれが分かったんですか、ウォイス様」
「資料を読んだのさ。・・・そろそろ戻ろう」
「ハイ・・・。フォルカ、此処を宜しく頼む」
「はい。ガナールとウォイスも何かあったら言ってね!!」
「では、俺達は此処で」

そう言って俺は此処を後にした。


第2章 守るべき存在

ウォイス目線

「お帰りなさい!!」
「ああ、只今帰った」
「あれ?ガナールさんは?」
「ガナールなら用が出来たって言ってたからな。後で来ると思うが」
「なら良いですが。シャドウさんが待ちくたびれてましたよ」
「・・・ああ、忘れていた。謝らないとな・・・」

ああ、そうですかでも言いたげに言った。

「・・・遅いぞ、ウォイス」
「ああ~・・・。悪いな。あそこに行ってた時に破壊者に会ってしまってな」
「言い訳はどうでも良い。さっさと話をするぞ」
「・・・無愛想な事で」
「ありがとう」
「褒めてないぞ、シャドウ」

教会。此処は特に大きく、聖地になっている所でもある。俺は信者では無く、信じられてる方の神である。さらに言えばここの信者のある程度の人は信者のフリをして守護者の人も紛れているという裏の事情がある。訳は省略するが、簡単に言えば拠点でもある。これ以上言えって言われても分からないと思うので省略する。

「ああ・・・!!うるさいなぁ!!」
「・・・シルバー、帰っていたか。ところで何故本を?」
「お前なら分かるだろ?俺の行動」
「・・・ああ、そうだったな」

シャドウは軽く理解したみたいだ。俺も理解をしているのだが、分からかったのだろうか・・・。
一応言うがシャドウは究極生命体でもある為、俺と同じ不老不死だ。一方シルバーは死こそはあるものの、普通の人間とは呼べないレベルにしてある。シルバーは未来人と超能力者である事を除けば、基本普通の人と同じだ。実際元々寿命は人間と同じだった。ただ、途中手違いが発生し、こんな形になっている。その為、俺達の3人はソニックがいた時代の姿を維持してるのだ。

「勉強するのはいいけれど、ほどほどにした方がいいぞ??」
「どんなにどうこうしてもあまり変わらないんだろ??」
「いや、そうじゃなくて、頭痛とか起こるからさ」
「もう起こっている。今日はここまでにしようかと思っていたしな」
「そうなんだ・・・。ある意味変なタイミングで訪ねてしまったか、悪かったな」
「そんなに悪い事したとは思わないが・・・。まあいいや」
「お前ら、そんな事言う為に来た訳では無いだろうに・・・」

俺がつっこむと、2人の目の色が変わった。溜息をついたシルバーはそのまま言った。

「・・・あの件についてだろ? 確か・・・」
「・・・フィーナについて。彼女が転生してからの彼女はどうだ?」
「僕が見る限りでは1回だけ前の生について聞かれたな」
「俺は何度かソニックについて聞かれたな。後魔導王国についても」
「そうか・・・。なら彼女が伝えたかった事は伝えたって事で良いのか?」
「大丈夫だろう」

シャドウが結末を言った後、そのまま静かになった。

「とりあえず、大丈夫だろうというのが彼の考えだな。魔導王国について聞かれても俺行った事に体験した事しか言ってないんだが、基本それで満足してる部分は大丈夫なのか??」
「・・・微妙な所突いてもなぁ・・・」
「あれはあくまで貴様の旅話を聞きたいだけだろう。」
「まぁ、そうだろうけどさぁ~・・・」

「でも何かある気がするんだよ」とでも言いたげである。そんな顔で俺に向けても返答に困るだけなのだが・・・。

「で、お前は彼を見つけたのか?」
「・・・見つからなかった」
「だよな。こんな長~い時間で見つけるのは到底無理だと思うぜ」
「・・・でもそう遠くは行ってない筈・・・」
「それを確定出来る情報はあるのか??」
「・・・それは」

こいゆう時に限ってシルバーは痛い所を突っつく癖(なのか?)がある。精神的にこれをずっと受けるのは痛い。

「ただ、あの術は相当強くやったが彼は完成直前だったからそこいらもあるだろうけれどさ・・・」
「そうか・・・ぐっ・・・」
「・・・大丈夫か?ウォイス・・・っ!!」
「月を見てみろ、シルバー」
「・・・!!満月・・・。」
「あぁ・・・だから・・・か」
「奴、狂わなきゃいいんだが・・・。う・・・ん」
「シルバーも影響を受けるとは」
「俺は平気だが・・・。ウォイス?? !! グッ・・・」
「シルバー。お前、忘れたか?姿を変えてる最中に刺激を受ければ・・・」

ガン という音が鳴った。後ろを強く打ったシルバーは気を失ってしまった。

「・・・グゥオォアァアア!!」
「・・・刺激を受けた影響か・・・!?」

目の前がぼやけて見える。それと同時に彼らの顔を霧の様に忘れていく・・・。

(ああ、これは・・・。やってしまったな・・・)

いずれこの思いも、消えてしまうのは分かるけれど・・・。

 

シャドウ目線

「やばいな・・・」

本来ウォイスは満月前後は姿が変わる。狼男みたいなものだが、普通は髪が長くなり身体が白くなって服が赤に変わるくらいの変化の筈だ。それなのに今の彼は本物の狼になりかけていた。

「・・・ニ・・げテ」

ウォイスがギリギリの思いで言えた言葉。これは完全に殺す気だという事を指す。ああやって暴走したのは久々だが・・・。

「・・・悪いな」

僕はシルバーをしょってそのまま逃げた。


さて、情報を整えようか。

あの時急に狂い始めたのは満月の効果とシルバーの刺激を受けた事からだ。ああやって狂うのはよっぽどの事が無い限りあんな姿にならない。そう言えば彼は前夜姿を変えないように引きこもった。その反動があったのだろう。やはり彼は狼の種族なのだろうか?いや、彼は針鼠だ。証拠に狼らしい姿は全くしてないじゃないか。

「では彼は何を伝えたかったんだろうか??」
「う・・・ん」
「シルバー。無事で良かった・・・」
「・・・ウォ・・イスは?」

僕は何も言わず横に首を振った。

「・・・そうか・・・」
「あの時刺激しなくてもなってたかもしれないがな。昨晩は我慢していたからな」
「・・・?何故?」
「満月姿になると魔力を放つ。それに目立ちたく無かったんだってさ」
「あれではそれ以上に目立つとおもう・・・が」
「・・・とりあえず病院に行くか」
「・・・ああ」

何も言わずに僕は彼を再びせよった。

「・・・悪いな。シャドウ・・・」
「・・・ああ。・・・?」

急に軽くなった気がする。

「・・・彼の寝顔も可愛い事で」

彼は眠くなって眠ったのだろうか、とりあえず病院に行った。

 

ウォイス目線


「・・・グルォオオォ!!」

壊せば良い。そうすれば・・・

「・・・あーあ、やっぱりなると思った」
「グルル・・・・・。」
「落ち着いてください、ウォイスさん」
「!!!」

そのまま深い眠りについた。

 

第3章 白くて雪の様な幻と共に

「・・・!!」

目が覚めたらそこは見覚えのある部屋。

「ようやく目が覚めたのですね」
「・・・お前は確か」
「貴方、狼になっていたのですよ?睡眠薬で眠ってくれたので助かりました」
「フィーナか。助かった」

話を聞くからに、俺はその後朝が来るまで狼の姿で眠っていて、朝が来ると元の姿(何故か服は戻っていたらしい)になっていたらしい。

「・・・やれやれだぜ。お前に傷を受けたからさ」
「シルバー・・・。大丈夫か?」
「大丈夫だ。幸い骨折などはしてないらしい。ただ、コブが出来たから回復処置を行なった」
「痛・・・。」
「幸いシルバー以外被害は出てない。良かったな」
「そうか・・・良かった」

俺はほっとした。もしそれで無実の者を傷つけたら大変な事になる。

「・・・フォルカが一番大変そうな顔をしてたけれどな」
「・・・まぁ俺が暴走する可能性は否定出来ないとは伝えたが、それでもな・・・」
「しかし暴走してしまったらこれは大変だよな、ねぇ、ウォイス君??」
「う・・・」

あの行為はしなかった方が良かったかも。あれ以来俺は少々後悔していた。遊び目的とある目的が、大変な事になったのだから否定は出来ない。

まあとりあえずシルバーは1~2日程入院するらしく、俺も怪我をしてた為、1日程シルバーと2人で喋る事となった。

「ところで彼の調子はどうだ?」
「?」
「彼だ。あいつの事」
「それなら貴方でも・・・あ。」
「彼の声はお前とシャドウしか届かない。これだけは俺は出来ないんだ」
「・・・元気だぜ。相変わらず。シャドウも平和だと聞く」
「そうか・・・フフフ」
「何かおかしな事でも?」
「いや、前にもこんな事があったなって」
「・・・あったっけな?別の人じゃないか」
「そうかもな」

幻だったのだろうか。シルバーが軽く微笑んで「きっと彼にも事情があったんだよ」って言っていた気がする。

「フフフ・・・。あっ、雪だ・・・」
「綺麗な雪だな」
「・・・あの時の雪が最後だったな、彼」
「ああ。・・・何で泣く?」
「ちょっと・・・ね」

少し悲しげな顔を浮かべた後、シルバーは微笑んだ。

「きっと彼にも事情があったんだよ」

・・・ああ、幻が本当になった。あれは予知夢だったのか。

「そうか・・・そうだよな」

俺も軽く微笑んだ。


・・・あれ以来は順調に回復し、俺達は無事退院する事が出来た。あの後俺達は退院祝いのパーティをした。入院って言っても3日かかっただけなんだけど。素直に喜んだ。


「・・・ああやったのは良かったけれど、それは正しかっただろうか?」

彼は懐中時計を見てぽっそりと呟いた。

「合ってる。少なくとも俺はそう思っている」
「・・・相変わらずだな、イプシオン・・・」
「そうかな・・・?」

イプシオンと呼ばれた者は日が暮れる所を見ていたー・・・・


続く。 

 

設定がいくつか増えましたね。一応順を追って説明しますね。

 

ウォイスの設定について

 今回のシリーズで重要となっている紅月とウォイスの対立ですが、一応そこに来るのに彼は結構辛い経験をしてる設定にしてます。夢想の闇夜で分かると思いますが(一部ネタバレですが)、7歳の時に身近な者が居なくなる悲しみを覚え、14歳にある事件を目の辺りにし、その後あの悲劇が襲うという三大悲劇を全て幼い頃に味わったというトラウマになりそうな形になってたりしてます。実際シルバーが突くと冗談抜きで攻撃してきましたしね。おそらく黒歴史になってるかと。さて、そんな彼なのですが完全に暴走してしまった獣の状態が出てきました。どんなに遊んでもこれだけはならない様にしてます。シャドウ曰く久々に見たという事辺り、理由の1つかと。一応満月時は自らの意思で意思を持った状態でなる事は可能ですが、正直得するとは到底思えない為基本なりません(特別な事を除いて)。一応夢と予知夢を見分ける能力はありません。自己判断で決めないといけません。ただ長く生きているだけはあって、判断が早いらしいです。芯は結構しっかりしてますからね。長く生きているから(殴

 

ガナールの設定について

本来、操る設定は存在しませんでした。洗脳はウォイスに任せ、それまでの順路をやるパターンだったのですが、あのシーンがあり悩んだ末、この設定を追加しました。ただウォイスの方が上手いです。彼にあまり能力を付けたくないんですよね。正直に言ってしまうと。理由は様々ですがやはり素の人格も能力を宿っているので、そこも考えて頂きたいですね。ガナール君の正体は此処以外でも影響が出るので言いません。合作にも出ている為、下手に公開しすぎると後悔してしまうので(ダジャレだが本当の話である)・・・。

ちなみにガナールは元々没となった作品に出てくるオリソニでした。ただずっと取っておくのは私として抵抗があり、合作とこの企画を利用し、出そうかな、となりました。一応『鎖術を得意とする』、『時を操る』など一部の設定は引き継いでます。ただ一部変更点もありますが・・・。

 

フィーナについて

転生した存在となってます。おそらく知ってると思うので少々省きます。一応彼女も最後は理解をしアレを再び行なったでしょう。あまり関係無く、「ちなみにこんな子もいたんだよ」くらいの関係なので深く探ろうとしても意味が無いかと。

 

ウォイス率いる守護者達の普段の生活

基本普通の人と同じだと思いますが、基本ウォイスが奴らを監視してます。その為、基本隙が無いのが特徴で、基本狙おうとすると即座に忠告を出すので手に入れるのは1人ではほぼ不可能です。実際あの事件の時既に忠告してましたしね。少しやりすぎでしょうけれど・・・。尚、月光花では伝達鳩がいて基本それで通じる様にしてます。理由は魔力を持たない人でも分かる様にらしいです。スペードなど体術を得意とする人もいるので。ただやはり重要な時はテレパシーらしいです。

結論を言うと、『一部の人以外は普通の住民の様に生活していて、守護者の役目は仕事の様な形で行なっている』という事です。

 

転生について

私が言う転生は2種類あり、1つは彼女が使う『転生術』、もう1つは大三角世界の移動に使う『移動転生』があります。前者はその場で一部を引き継いで最初からやり直し(次の生)になるのに対し、後者は何もかも失った状態(記憶や精神も含む)で次の世界に移動します。ただ後者は移動するたびに記憶を失い、移動する方法も失う為、気づかない事が多く、ウォイスなど大三角世界を自由に行き来出来る者のみこの転生を知っています。前者は一族のと自ら取得するの2種類がありますが、基本代わりはありません。基本転生される際引き継ぐ事は様々ですが、大体は『自分は転生された存在』『自分の能力・好み』『代々伝わる記憶(彼女の場合結界に関する)など例外のモノ』『最低限の知能』を引き継ぎます。

 

 

 シャドウ達について

シリーズでも重要な公式キャラですが、シリーズのみの設定も結構あります。まず決定的なのは魔術ですね。あと彼らが英雄だって事を知らせない為に偽りの名前をしてる辺りがそうでしょうか。後者は全く書いてませんが、一応一般人に接する際は偽名で名乗ります。基本心を許した人のみ知っています。偽名はあえて言いませんが、いずれ出てくるかも・・・。

 

魔力・魔術について

元々あった設定では『満月に近い程魔力の回復量が増える』『月食など特別な事があった時は覚醒などの異変が起こる』が存在します。これらはシルバーが語ってますね(守護者狩り 前編にて)。魔力の回復は基本無いです。自然回復が殆どです。ガナールがやったあの結界は敵視した人物に徐々に魔力を奪う魔術です。さらにそこに彼の異変もあるのであの時は回復はしません。結果紅月達は非常に不利な状況ですね(アーチメイジの者がいたとしても消費量と回復量を見比べると明らかに消費してる為いずれ使えなくなる)。尚、シルバー曰く紅月とウォイスが満月にしている と書かれてますが、厳密に言えば『満月にしてる下側に月を隠した』という事にしてる為、ウォイスとシャオンとシルバーは異変の効果が無いんです。結局はあの術も実際にある『幻術』なので、ウォイスには効かなかったのです(彼は知っていたが)。結論を言うと『回復は基本月で決まる』という事です。ただ、ガナールがやったりと例外もある様ですが・・・。

 

こんな所でしょうか。増えたら増やしますね。

 

 

 

 

 

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。