夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

幻想の赤月~Speculation

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『推測』

過去を知らない者達で、勝手に彼の過去を推測する者らが嫌いだ。何故、俺がこんな事をしているか、考えた事をあったのだろうか。誰も、あんな事件の真相を知らないのに・・・。真相を知らぬ者に、俺を知る権利など、無い。嫌なのは、その誤った答えが浸透していって、私が悪者と思わせ奴がそれを利用して、俺を殺そうとする事だ。ー既に知っているだろう、俺は死が無いのだ、死にたくても死ねない。あれが、***というのならば、俺は嘲笑するだろうが。ただでさえ、俺を殺そうとして何度も失敗するお前に、俺を殺すとは何をする気なのだ?それとも、俺に薬を飲ませ、殺すか?死んでも構わない。もう、この世界には絶望した。悔いが無いというとそれは嘘となる訳なのだが、俺はいてはいけない人物である事に変わりは無いのだから、俺達が皆殺しして、全てを無かった事をしても構わない。ー俺達を知る人を徹底的に。

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。