夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

2015-06-28から1日間の記事一覧

幻想の赤月 2-06章 a venom fang

今日は雨が降っていた。そんな中でも彼の呪いは溶ける事なく、強まっていくのだ。満月にならない時でも、この状況ならなりえる状況である。しとしとと降る雨の中、彼らは不気味な空気と迫り来る恐怖を感じ取りながらも、この日はやってくる。 貴方が望んだ月…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。