夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

「『我』ラを救う術ナンテ有るのデスカ?」

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完成でし。魔法陣・光を強めました。

黒羽以外誰も『答え』を見つけさせないつもりです。

少しだけ小説を。

 

♪~♫♬~♪

 

「フフフ、笑わせるね」

目の前には見覚えのある3人に、選ばれし者達に、紅月の人達がいる。私が立っているのは教会の奥の奥だった。逃げ道はもう無い。

「ー何故、貴様が此処にいるのだ」

紅月がそう問う。

「私がいて、可笑しいのですか?紅月」

「・・・可笑しいだろう?」

紅月は私のオーラに怯えている様にも見えた。

「お前は一体何者だ!!」

スパークが思い切り突きつけた。

「私は人を正しく導く者」

「ー?それは一体」

「君なら分かるでしょ?」

不敵腐れた笑顔で私はそう言う。

「お前は一体何を望むのだ?」

ウォイスがそう言った。

「ーそうですね、貴方の意見を否定したいのですよウォイス様」

「?」

「私なら分かるのです」

サラリと反抗を抗える。

「どうして分からないのかな?シャオンは大体分かっているっぽいけど・・・。やっぱり私ってイレギュラーなのかな?」

私はそう言って、首周りにあるマフラーを深く縛る。

「・・・お前は・・・俺の」

「一気に相手してあげるよ・・・。私を倒せるというのならば!!」

 

鎖に繋がった私の声は、目の前にいる少年少女を皆動揺させた。

唯一この物語の結末を悟った『私』はそうなる様に皆を導く。

 

『・・・・・・行こう、この結末と共に』

 

誰にも邪魔はさせない。

 

♪~♫♬~♪

誰にも解かせないつもりでいます。黒羽には少し内容を言ってますが。

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。