夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

幻想の赤月 -7章 2/2 神秘たる存在~Sacred Prince

ルナ ??? 「まだなのか、ルナ」 「悪いな・・・一部の『Other half』は逃げてしまって」 「まあ仕方の無いだろうな。流石にお前がそんな事に目覚めたら皆不気味に思われる」 「ー問題は・・・ルファーが事情を知った状態で脱走した事」 「・・・・・・ガ…

幻想の赤月 -7章 1/2 神秘たる存在~Sacred Prince

全ての人々に捧げよう。ー神に祈る者に、神秘たる現象を・・・。 永久(とわ)に咲き続ける蒼い薔薇と朱い薔薇。 2つの花は周りの花よりも美しく、儚い。 それを抗う者よ、何故私の命令に歯向かうのだ? 歯向かう者は許されない罪だ。 ー神に逆らう者に勝る…

幻想の赤月 第?幕 +1章  光の行方

英雄歴0年ー夏、0日目(夜) ??? ??? 満月の時が来る2日前の夜。 1人の少年と1人の魔導師がとある場所で話をしていた。 「・・・そう」 少年はそう言って、スタンドグラスを見る。蒼い光が彼の身体を覆っていた。一方魔導師は少年を見ていた。 「・・…

夢想の闇夜 第3幕 1章 少女鈴吹雪~to know the past (しょうじょりんすいせつ)

1つの過去を思い描く。私の過去は結構古い。というのも私は元々『人間』では無かった。寿命も当然長かったから、その分過去を多く持っているんだ。君からすれば大した事では無いかもしれないけれどね。そう、私がどうして『人間』になったか。そこら辺説明し…

???

こんなんだったら、いっそ捨てれば良いんじゃない?そんな声が聞こえる。 「煩いなぁ」 軽くそう言うものの、私がそんな簡単に君を切り離す事など出来なかった。私が分かっている範囲はとても小さかった。目覚めた時には私に似た印象を持つ君がいたんだ。い…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。