夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

幻想の赤月 -13章 思考のすれ違い

ウォイスがシャドウとルファーを現場に送らせようとしている頃、シルバーは黒い化物と応戦していた。彼はとても鋭い木の枝を覚醒させ、身体を貫かす程の力を得た木の枝は彼の本来の力、サイコキネシスで黒い化物の足首を狙い投げていた。 「・・・少しはこれ…

日記ノ十七ノ巻~Victim

『神信ずる者、全てにおいて此処に落ちて逝く 罪を認めれし者、清水を飲み罪滅ぼしを得る 地獄と天国の安静を保つ為に犠牲を捧げるのだ』 古き信書には、その様な言葉が書かれていた。 この書物がまさか実在していたと気づいた時、既に遅かった。その精神は…

Blockade of emotions of the murderous

1 0年 「逃げられたぞ!!追え!!」 獲物の声がこの森に木霊し、冷気が頬に伝っていく。そして連れている軍団を私の横を通り過ぎていく。30秒後には辺はしんと静かになる。 (・・・フフ、まだまだ) 日はまだ昇らない。・・・いや、昇ってもまた彷徨うから…

???

とある国が一つ滅んだ。 そして、その代わりとなる国が一つ生まれた。 此処最近の出来事だ。 誰も、分かっていないだろう。 元々その代わりの国が、『代理』である事を・・・。 相変わらず、この世界は愚か者ばかりだ。 我が教えた事を直ぐに真似て、新たな…

日記ノ十六ノ巻~Residenti delle tenebre

「うげっ・・・不気味だな」 「僕らも封印する量を見ただろう、これくらいは当然だ。・・・むしろ半減したか?」 「そうだが・・・・・・それでこの量は、ちょっと不気味だ。反撃される可能性は無いんだろ?」 『それは無いよ、この中の人達は行動はある程度…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。