夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

2013-01-01から1年間の記事一覧

???

こんなんだったら、いっそ捨てれば良いんじゃない?そんな声が聞こえる。 「煩いなぁ」 軽くそう言うものの、私がそんな簡単に君を切り離す事など出来なかった。私が分かっている範囲はとても小さかった。目覚めた時には私に似た印象を持つ君がいたんだ。い…

『―誰にも、邪魔はさせないよ』

塗りかけですが。 ガナール戦を少し描いてみました。何故、3人が彼(?)を追い詰めているのか。それは多分理解不能。 『少しだけ謎を挙げてみました。貴方には『ほぼ確実に』解かせない謎。』 解かせない自信があります。愛読者でも分からないかも。

幻想の赤月 -6章 Non posso dire che io sto piangendo

シルバー ロストタワー頂上 「レヴィアーデンの魔術、お前らの記憶に刻み込めてやる・・・。闇暗水影ー」 ウォイスは唱えると、手を地面に置いた。そして大きな魔法陣が現れ、端の円には闇属性であろう蛇の様な物が現れた。 「ダークネスシャドウ・・・。地…

再開収録本~Demande d'ami

「お前は一体何者だ?」 そんな事言われ続け、どれくらい経ったのだろうか?友人は皆朽ちていくが、私は全く朽ちた感覚も無かった。友人はこれを「目的の為にこうなったんだね、可哀想だな」と言っていた。いつの間にか友人は成長していて、私よりも大人っぽ…

不明記録~The warding magic

君の声が聞こえる。笑顔で笑う。俺は種の気配を感じていた。 俺の役目は『種』を目覚めさない事。 壊しても良かったのだが、俺はそんな簡単には壊さない。壊したくない。 今夜、君の記憶を『全て』取って偽りの記憶を植え付ける作業を行う。この範囲は君を知…

幻想の赤月 -5章 It does not settle down!

シャドウ クロノス都市~とあるカフェ 「・・・おい、何だこの騒ぎは」 「知らないけれど、多分俺達の事を英雄だと思われてるんだと思う・・・」 僕が尋ねてみると、シルバーはそれに答えた。どう見てもこの人数は尋常ではないだろう。何しろあまりにも多く…

オリソニ紹介の談 うつとーぱ

オリソニでは無いが、設定が一部オリジナルなので表記はしておく。 シルバー エメラルド守護者且結界の人柱である。人柱の印は三日月の形をしている。ロストタワーの儀式により、超能力の他に『覚醒を操る』力を持っている。超能力の一部である『読心術』は…

無題

『それ』を作るのなら何かを失う必要があった。 私はそれを理解するのには無理があった。時間と共に『それ』は消えてゆく。 私は探さないとならない。だからやる必要があるのだ。 『それ』がそんな事を知る由など何処にも無い。 それを知っている人など何処…

夢想の闇夜 第2~3幕 0.5章 Along with the sound playing~奏でる音色と共に

英雄歴100年 ??? ??? 遠い遠い過去の話をしようか。星が沢山輝く夜空に下弦の月が照らすこんな風景なら、こんな過去を話した方が雰囲気が良いから。 思い出してみて。君は昔々こんな事をしていたとー。 ・・・君は思い浮かべた?僕?僕はそんなに良い…

夢想の闇夜 第2幕 3章 3つの意識~Good will and malicious

この姿を維持するには、本当の不老不死になる必要がある。我が手に入れた不老不死はどちらかというと老いて死ぬ事は無いくらいで、ナイフか何かで無理矢理殺すのは出来る。しかし、我には役目がある。この魔学の黒歴史を守る役目が・・・。だから、死んでは…

幻想の赤月 -4章 element sylphid

・・・その四精霊に逢う事が出来るのは『神』と『精霊』と『天使』と『清き人間』のみだ。四精霊は基本肉体を持たない、魂の存在。魂の状態では上記の4つの種族のみだ。・・・しかし、肉体を持つ身体を得た時はまた別だろう。しかし、今探すのは難しい。何…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。