夢想の針鼠の夢跡

物語に隠されたもう1つの物語 『過ち』を知る物語

幻想の赤月

幻想の赤月 -7章 2/2 神秘たる存在~Sacred Prince

ルナ ??? 「まだなのか、ルナ」 「悪いな・・・一部の『Other half』は逃げてしまって」 「まあ仕方の無いだろうな。流石にお前がそんな事に目覚めたら皆不気味に思われる」 「ー問題は・・・ルファーが事情を知った状態で脱走した事」 「・・・・・・ガ…

幻想の赤月 -7章 1/2 神秘たる存在~Sacred Prince

全ての人々に捧げよう。ー神に祈る者に、神秘たる現象を・・・。 永久(とわ)に咲き続ける蒼い薔薇と朱い薔薇。 2つの花は周りの花よりも美しく、儚い。 それを抗う者よ、何故私の命令に歯向かうのだ? 歯向かう者は許されない罪だ。 ー神に逆らう者に勝る…

幻想の赤月 第?幕 +1章  光の行方

英雄歴0年ー夏、0日目(夜) ??? ??? 満月の時が来る2日前の夜。 1人の少年と1人の魔導師がとある場所で話をしていた。 「・・・そう」 少年はそう言って、スタンドグラスを見る。蒼い光が彼の身体を覆っていた。一方魔導師は少年を見ていた。 「・・…

???

こんなんだったら、いっそ捨てれば良いんじゃない?そんな声が聞こえる。 「煩いなぁ」 軽くそう言うものの、私がそんな簡単に君を切り離す事など出来なかった。私が分かっている範囲はとても小さかった。目覚めた時には私に似た印象を持つ君がいたんだ。い…

『―誰にも、邪魔はさせないよ』

塗りかけですが。 ガナール戦を少し描いてみました。何故、3人が彼(?)を追い詰めているのか。それは多分理解不能。 『少しだけ謎を挙げてみました。貴方には『ほぼ確実に』解かせない謎。』 解かせない自信があります。愛読者でも分からないかも。

幻想の赤月 -6章 Non posso dire che io sto piangendo

シルバー ロストタワー頂上 「レヴィアーデンの魔術、お前らの記憶に刻み込めてやる・・・。闇暗水影ー」 ウォイスは唱えると、手を地面に置いた。そして大きな魔法陣が現れ、端の円には闇属性であろう蛇の様な物が現れた。 「ダークネスシャドウ・・・。地…

再開収録本~Demande d'ami

「お前は一体何者だ?」 そんな事言われ続け、どれくらい経ったのだろうか?友人は皆朽ちていくが、私は全く朽ちた感覚も無かった。友人はこれを「目的の為にこうなったんだね、可哀想だな」と言っていた。いつの間にか友人は成長していて、私よりも大人っぽ…

不明記録~The warding magic

君の声が聞こえる。笑顔で笑う。俺は種の気配を感じていた。 俺の役目は『種』を目覚めさない事。 壊しても良かったのだが、俺はそんな簡単には壊さない。壊したくない。 今夜、君の記憶を『全て』取って偽りの記憶を植え付ける作業を行う。この範囲は君を知…

幻想の赤月 -5章 It does not settle down!

シャドウ クロノス都市~とあるカフェ 「・・・おい、何だこの騒ぎは」 「知らないけれど、多分俺達の事を英雄だと思われてるんだと思う・・・」 僕が尋ねてみると、シルバーはそれに答えた。どう見てもこの人数は尋常ではないだろう。何しろあまりにも多く…

無題

『それ』を作るのなら何かを失う必要があった。 私はそれを理解するのには無理があった。時間と共に『それ』は消えてゆく。 私は探さないとならない。だからやる必要があるのだ。 『それ』がそんな事を知る由など何処にも無い。 それを知っている人など何処…

幻想の赤月 -4章 element sylphid

・・・その四精霊に逢う事が出来るのは『神』と『精霊』と『天使』と『清き人間』のみだ。四精霊は基本肉体を持たない、魂の存在。魂の状態では上記の4つの種族のみだ。・・・しかし、肉体を持つ身体を得た時はまた別だろう。しかし、今探すのは難しい。何…

幻想の赤月 -3章 With the mysterious force

神々が人間界を干渉していた時、神々は『精霊』と呼ばれる生物を最初に誕生させた。そして、豊かな『創生』の力を少しだけ分け与えた。精霊達は神々の者達と共に人間界を創った。そしてその中でも大きな力を持つ妖精を『大精霊』と呼ぶ様になり、その大妖精…

幻想の赤月 -2章 鎖術師の事情~Silver knihe

・・・銀色に輝く夜。月はあの事件以来初めての満月だ。 今頃ウォイスは姿を変えているだろう。 シルバーは今頃、様々な不安を胸に何処かに行っている。 シャドウは未だに仕事をしているか、終わったのか。 シアンは小さいからもう眠っている。 シルフィは表…

幻想の赤月 -1章 Sorrow's friends

「・・・幻想の赤月の先をお話しよう。しかし、皆が区別する様、この世界ではこう呼んでいるのだ。覚えて欲しい」 ・赤月では大きく分けて3つの話がある。一つは事件発生からソニックの死までを。一つはソニックの死から闇の破壊者が活動開始されるまでを。…

不明記録~Last sacrifice

チリチリチリチリ・・・・。 何かが燃える音がこの部屋に木霊する。それと同時に妙な心臓の音が聞こえる。 何かがくる・・・。それも相当恐ろしい何かが来る・・・。 何も言わず奥へ行く。奥に答えがあると分かっている以上、行かなければならない。でも変な…

???

「・・・これがアレなのか?」 「多分。合っていると思うが・・・」 アレを見てみる。どう見ても兵器には見えないが・・・ 「・・・俺はこれが兵器には見えない」 「ーっ!!こいつ相当魔力あるー」 そう。言われてみれば確かに相当の魔力があった。目覚めれ…

キャラのプロフィール・用語、場所説明集

物語に出てくる者・何処に属するかなどの設定を入れたオリソニ紹介です。尚、一部オリジナルの設定が出ている公式キャラも書いておきます。 重要人物はこちらへどうぞ↓ 『http://suzu0123.hatenablog.com/entry/2014/03/10/231653』 お借りしている人物はこ…

不明記録~The way of the flowering plant

ぽつぽつと 雨ガ降ル。 言葉だけでは伝わりキレナイオト。 寂シイ。 イマ、我の前ニ君がイる。アあ、いルトも。彼ガ望んデイたモの。 そレをヤつによっテ・・・。ユっクり朽ちてユく。 ・・・モし、我ノ声が聞こえルのなラ、言っテ欲シい。 「彼は、ソ・・・…

幻想の赤月のその後 ??? ある時の前

彼はじっと見つめている。訳分からないので聞いてみた。彼は答えた。「これも彼を救う手段の1つ」と。はっきり言って彼の考えてる事はあまり理解出来ない。側近である我でさえ、彼の心は読めない。読みづらい。彼に心を読める様な魔術があればいいのにな。…

幻想の赤月 用語・人物・場所説明集

1章~???守護者狩りまで出てきた物を説明します。 一部『永久の月光花』『紅月の月光花』にも出てきます。 *********** 登場人物 (1章~終章まで)☆があるのは月光花又は守護者狩りにも登場します ウォイス ☆ 永遠の魔導師 永遠の魔導師の名…

幻想の赤月 ??? 守護者狩り 後編

注意・黒羽様の派生作品です。 ・許可は得てます。 ・ネタバレ注意です。 *********** 戯言の森 シャオン 「・・・ここって、フェイクループの・・・」 「ああ。看板には入るなって書かれているし、熟練者と共に行動をしないと確実に迷子になる。…

幻想の紅月 ???  守護者狩り  中編

??? ??? 「・・・何だ??」 「シャオン!!大変よ!!月が欠けているわ!!」 「・・・分かっている。」 「もぅ~!!うるせぇ~なぁ~・・・どうした??」 「・・・これ、犯人紅月じゃない」 「ハァ!?」と彼女が言っている間にシャオンはそのまま…

幻想の赤月 ??? 守護者狩り 前編

・これは黒羽様の派生作品です。 ・許可は得ています。 ・ネタバレ注意です。 *********** ??? ??? 何か変だ。 具体的に何が?というと分からないが、何かが変だ。 意味が分からないのだ。彼の言う事が訳分からない。 多分彼と俺の話を集め…

幻想の赤月  100年前と現在の調整本

注意 ・本編とは少々関係があります。 ・黒羽sの派生作品です。 ・許可は得てます。 ・公の場の物です。伏せられている所もあります。 *********** 皆様、何か1つお忘れでは無いだろうか。シルバーの呪印の行方が今多に不明なのだという事をお忘…

幻想の赤月 終章  100年前の過去と共に

Along with the past of 100 years ago. *********** 注意 ・黒羽様の派生作品です。 ・許可は得ているので、本編と関係ありです。 ・ネタバレ含むので注意を!! *********** あれから100年程経ったのだろうか。 俺は100年前の出来…

幻想の赤月 7章 群青の終焉 

The end of Ultramarine The end of Ultramarine. ********** ・黒羽様の派生作品です。 ・許可は得てます。よってこれは本編に関係します。 今回で過去編としての物語は終了です。次回は100年後辺りを少しやります。 The end of Ultramarine *…

幻想の赤月 6章  二重空間大結界~Double space great barrier~

注意 ・黒羽様の作品の派生作品です。 ・許可は得てます。 ・此処からネタバレが発生します。嫌な人は見ないようにしてください!! 6章はやや短めにしてあります。 ********** ??? ロストタワー最高階層 ソニック 「!?何だ!!」 酸素が急…

幻想の赤月 5章 Changes from black to white

注意 ・黒羽様の作品の派生作品で、本編と関係があります。 ・許可は得ています。 ・本編を知らない人は一回見るのを推奨します。 ********** 赤く黒い者、青く白い者の争いは続いた。 心の叫びが響く。その声は塔の外でも微かに聞こえた。 ***…

幻想の赤月 4章 The Messenger of light

注意 ・この作品はうごメモの黒羽sのオリソニ漫画派生作品です。 ・本編を知らない方はそれを見てからこの作品を見るのをお勧めします。 ・許可は得ています。 ********** 結界・森組 戯言の森 ウォイス 「・・・何故だ?戻ってない・・・」 本来…

幻想の赤月 3章 Darkness dwellers

注意 ・うごメモの黒羽さんのオリソニ漫画の派生作品です。 ・上を知らない人は一回見る事をお勧めします。 ・許可は得ています。 ********* 森・結界グループ 戯言の森 シャドウ目線 「ここまでくるなんてな」 敵が目の前に大勢いる。 「ご丁寧に…

様々な事件が沢山続き、遂には心髄にまで及んで行って、己の中でそれを重く、鋭く貫くのだ。 嘘だらけの世界で信じる事が出来るのは、己自身ただ一人。痛い思いとかしても良いんだ、嘘をつくのはもうこれで最後にしよう。だからお願い。早ク逃ゲテ。